(65) 日吉良太郎一座のプログラム

本業(市民参加型演劇の脚本とか演出をやっています)がちょっと多忙の時期で、更新が滞っていますが、大高調べは遅々としながらもなんとか前進しています。


さて、先日、またぞろヤフオクで「日吉良太郎一座」が昭和12年に(たぶん)長野市の相生座で公演した際のプログラムを入手しました。

以前から指摘している通り、日吉一座のメンバーは弘明寺銀星座の「自由劇団」のメンバーとかなり重複しているほか、旧杉田劇場の大高一座(暁第一劇団)の座員とも何人かが重複しています。

このプログラムには大高一座のポスターに掲載されている「藤川麗子」の名前が見られます。藤川麗子については調査が進んでいませんが、新聞の劇評にも時折名前が挙がる役者で、日吉一座には長く在籍していたようです。




彼女がどういう経緯で大高一座に参加したのかは不明です。
ですが、彼女を含め、さまざまな役者の関連を見ると、近江二郎一座と日吉良太郎一座、そして大高よし男が相互につながっていたことはほぼ確実でしょう。

市の中央図書館も長期休館があけたので、調査を再開したいと思います。


→つづく



〔お願い〕大高よし男や近江二郎など、旧杉田劇場で活動していた人々についてご存知のことがありましたら、問い合わせフォームからお知らせください。大高よし男は横浜や浅草、京都、名古屋以外でも活動していた可能性があります。100歳くらいの方なら実際に大高の舞台姿を見たかもしれません。そんなお話が聞けたら嬉しいです。


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